よく言われがちな「恋愛対象」と「結婚対象」の違い。
女性はよくシビアに恋愛と結婚をわけていると言われますね。女性にとって結婚は人生をかけた一大イベント、見る目もシビアになりがちです。
モテるにとどまらず、女性から伴侶として選ばれるためには?
女性が持ってる結婚観と男としてのあり方を掘り下げます!
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はじめに
コミュニケーションスキルコーチでありながら、第一線のAV監督・溜池ゴローという異色のキャリアを歩んできた、高井ノリマサ。T.school運営メンバーと対談しました。 男女、仕事、人生についてのありとあらゆる質問とハウツー、思考や思い、本音のすべてを深堀していきます!
高井ノリマサ(溜池ゴロー監督)プロフィール
この20年で2000人超の女性と面接。その面接をフィールドワークとして、心理学の論理性で裏付けをしつつ、「モテ体質」理論というオリジナルメソッドを開発。自身が主宰を務めるスクールで指導をする他、全国での講演等で理論を伝えている。
結婚相手を選ぶ一番シンプルな基準
――恋愛対象と結婚対象は違うっていうじゃないですか。男女差ってあるんですか、その線引き。
僕は、若い人に「どういう女性と付き合うべきですか」と言われたら、大体こう答えるのは「この人と一生セックスしていきたいな」と思ったら結婚するべきだと言っているんですよね。
結局その人とずっと同じところで暮らすんだから
例えば性的に全く燃えないという人と延々と同じ家で過ごす。世間的にはその人とだけはセックスは許されているけれど、本当はほかとやっちゃいけないですよ、モラル的には。その状況で自分が耐えられるのかということを考えたときに、僕は耐えられないなと。
自分が彼女以外の人間とセックスしちゃいけないって法律ができた場合、姦通罪ができても俺は大丈夫という相手じゃないとだめだって僕は思うんです。それを実践してきたし、実際。僕の意見としては、性も生活も一緒のほうがいいよねという。
――結婚相手のほうがハードルが条件的には。
高いです。男のほうから見て、結婚する相手と恋人にするタイプは違うとか、そういうのは間違った考えだと思うんですよ。
結婚しようが恋人だろうが自分がその人を幸せにしようと思ったら全然関係ないと思うんですよね。
でも女性にはあるかもしれないです、やっぱり自分がその家庭を運営する上で資金源がいっぱいあったほうがいいし。
セックスがあまりよくないけど、いっぱい儲ける人と、セックスがめちゃくちゃ相性いいけどすごい貧乏という人がいた場合、当然これは出てくるわけですよね。「どっちと生活したほうが得?」って、もう決まってるわけですよね、女性は。
男性でその質問を例えば置き換えましょう。何だろう、何が合うんだろう。料理が上手な女性で、全然性的な魅力がない人と、すっごいセクシーで、魅力ある人だけど料理がへたっぴ。どっち選びますかって話なんですよ。
――微妙に女性が求めている経済力の有無のほうが分かりやすいっちゃ分かりやすいですよね。
これを経済に落とし込んだときに、すげー稼いでくるけど全然性的な魅力がない、性的な魅力がめちゃくちゃあるけど全然稼げない。
男の場合、相手が稼ぐかどうかというより、セックスだと思うんですよ。
自分が稼げばいいやって思うから。自分より稼いでいる女性は嫌だという人もいるじゃないですか。でも女性の場合は、これは明らかですよね。巣作りを運営するということで考えたら。
女性に夫として選ばれるには?
――じゃあ、先のことまで考えるのであれば、やっぱり自分の経済力というのは、ある程度しっかりと。
男なら当然ですね。結局経済力って、目標に向かえる力が結局経済力になるんじゃないかなと思っているんですよね。
経済力のない男って、仕事が続かない人、またはずっとそこの会社にいるけど安月給の人、この二つじゃないですか。
仕事は1個の手段なわけじゃないですか。仕事が続かないということは、目標のための手段が続かないということは、目標がないのか浅いのか、そういうことでしょう。
かたや安月給でずっとそのまま俺はそれでいいんだという人は、諦めている人なんですよね。諦めているということは、目標設定を低い位置で持っている。
経済力で女性が何を見ているかと言ったらその人が稼ぐ能力。要するに男としての活力を持っているのかどうかということだと思うんだよな、ただの数字だけじゃなくて。
――先は長いですからね。結婚したあと。今は金持っててもたまたま持っているだけだったら、その先ないじゃないですか。
会社勤めでサラリーマンで、つぶれない会社で年収例えば500万の人と、つぶれるかもしれない自分で起業している、でも年収800万、1000万。倍違うんですよ。
結構お見合いする人って、会社員の500万を選ぶ人が多いんですよねという話を聞いたことがある。安定してるから。
ということは、この男自体には期待していないということなんですよね。見てるのは男じゃなくてバックにある会社。
――なるほど。それだと何か男の能力を値踏みしているという話とはちょっとまた離れたりしますよね。
結婚、経済力という話になると、その男自体が稼ぐ能力を取るのか、それとももっと安定したうしろにある経済力を取るのか、能力を取るのかですね。
極端にいうと、そこの経営者の能力を取る(笑)。その男の働いている経営者の能力と結婚しているようなもんなんですよ。
「ソフトバンクの人だわ。じゃあこの人と結婚しよう。」って。孫正義と結婚しているようなもんなんですよ。
――でも、結局は家庭を守って、生活を継続すること。子供を育ててどんどん子孫をつないでいくことが女性の本能というか役割だったら、やっぱり継続性って重要ですよね。
そうなんですよ。
ただ、僕は結婚ってやっぱりディズニーランドみたいだと思うわけですよ。自分がどんだけのテーマパークになれるかというのが男のテーマだと思うんですよね。
ディズニーランドがなぜ世界中の女性に愛されるかというと、まず第一条件、安心できるんですよ。で、楽しいんですよ。この「安心」と「楽しい」が一番大事で、最低条件なんですよ。
それプラス、ワクワクできて、かわいいキャラクターがいて、ちょっとスリリングと。この人といるとすごくワクワクするんだけど、安心じゃなかったら嫌でしょう。
そしてどこのラインを保証のラインとして安心とするかということなんですよね。
年収がたった500万円でもいいけど、一生そのお金は入ってくるというのを、安定というのか。自営でも何でも2000万円以上稼ぐ人は必ず失敗しても次行ける可能性がある、その能力を安心と言うか。その違いってありますよね。
――なんでこんな質問したかというと、男のほうが女性と付き合った先に結婚というのが連続的にあるのかなという気がしたんですよ。
要するに「この子は恋愛対象だけだ。結婚は別の子としよう」と思ってやってる男性っていない気がして。
それに対して、女性のほうはより打算的に恋愛と結婚を分けると聞くから。
男としては結婚する気で付き合ってきて、ある日その打算で突然終わりが来たりする可能性があって。そうしないために何ができるかなって。
その彼女が求めている能力を身に付けるしかないんですよね。女性って結局相手の男を観察するときに、能力見てるんです。
この男ってセックス上手そうとか、この人は経済力あるぞとか、この人は大きな会社にずっとこび売ってでもいられるというコバンザメのような能力があるぞとか、何を選ぶかって。
その彼女と結婚したかったら、その彼女が自分に何の能力を求めるかですね。
いつも言うけど、その人の最も大事な大切な価値感というのをつかみ取っておけば、そこに従って能力を付ければいいんです。
結婚なんて戦略で、家庭つくるなんてプロジェクトですから。
結婚って結局具体的なものなので、こっちの枠にはめるんじゃなくてなるべく向こうが求めている能力を身に付けてあげたほうがいいのかなという気がしますね。
――必ずしも経済力が全てではないっていうことですね。
ないということです。何を求めてるのかちゃんと見極めてあげるんだね。
彼女が自分の会社に価値観を求めてるなら、その人はたとえ会社の中でどんな出世戦争に負けても負けてもコバンザメのようにその会社の中で生きていくというのを覚悟しなきゃいけないということです。
そういう人が結婚したあとに「俺、もうあそこの会社、合わないから自分で起業しようかな」なんて言ったら「あなた、何言ってんのよ」って、すごい怒りますよね。そういうことです。会社辞めないでねと言われますよね。