女性にモテるだけでなく、人間力を向上して仕事にも恋愛にも強くなる。
これがT.schoolのモットーです。
2000人の女性と面談した、高井ノリマサが行うT.schoolで実際に行っているコミュニケーション向上カリキュラムの中身をちょっとだけご紹介します。
今回ご紹介するのはダメな自分を克服する究極の自己対話術「ビジュアル・スカッシュ」についてお話します!
コンテンツ
はじめに
コミュニケーションスキルコーチでありながら、第一線のAV監督・溜池ゴローという異色のキャリアを歩んできた、高井ノリマサ。T.school運営メンバーと対談しました。 男女、仕事、人生についてのありとあらゆる質問とハウツー、思考や思い、本音のすべてを深堀していきます!
高井ノリマサ(溜池ゴロー監督)プロフィール
この20年で2000人超の女性と面接。その面接をフィールドワークとして、心理学の論理性で裏付けをしつつ、「モテ体質」理論というオリジナルメソッドを開発。自身が主宰を務めるスクールで指導をする他、全国での講演等で理論を伝えている。
自分で自分にアドバイスする究極の客観術
――監督がやられているTスクールの授業の中で採用されている「ビジュアル・スカッシュ」について教えてください。
ビジュアル・スカッシュというのは、ちょっと変な名前なんだけど、例えば、あなたが今たばこを吸ってるとして、たばこをやめたいなと思った自分がいるとして。なんでもいいんですけど、太ってるとかでも。
やめたいと思いながらも吸っちゃうという人もいるし、もっと痩せたいなと思いながらもどんどん食べちゃう人もいるわけですよ。これって自分の中にパートといって、たばこを吸いたい自分もいれば、やめなきゃいけないなと、やめさせようとしている自分もいるわけですよ。まるで別人のようにいくつも矛盾したものがある。人間の中にはね。
――天使と悪魔みたいな感じですよね。
その一個一個を、部分と書いて僕はパートというんですよね。パートがあるわけです、人間には。
例えば葛藤があります。痩せたい自分と食べちゃう自分と、これは別人のようにいるんだけれども、この二人に会話させるというやり方が、ビジュアル・スカッシュというやつなんですよ。
どっちも自分なんですよね。まず一つ、さっきこの前の段階でアンカートークというのは、これは食べさせたい自分も食べたくない自分も、どっちも自分のためを思ってそういう行動に走らせようとしているわけですよ。
ビジュアル・スカッシュは、それを話し合わせたあとに「じゃあ今はどうする」と、どっちを優先するというのを決めさせて、問題を解決させるのがビジュアル・スカッシュということなんですよね。
さっきパートと言いましたけど、この二つのパート、具体的にどうやっていくかというと、例えば物を食べさせたくない、もっと痩せろと言っているこのパートは筋肉質のマッチョと、もっと食べちゃえっていうパートはボヨーンと丸いとか、具体的なビジュアルイメージをつける。
痩パート「食べるな。もっと痩せろよ。結局病気になったりどうのこうのってなるし。人間は体型とか見た目もあるんだから、見た目ちゃんとどうのこうの」
太パート「でも、彼女はすごくストレスをためてるのよ、普段。食べるといつもすっきりして、また元気が出ているんだから、食べるっていうのはすごくストレスがかかるよ」とかってね。会話させるんです。
そうしたら話がまとまってくるんですよね。どっちのパートもその人のためを思って意見してるわけですよね。妥協点が出てくるんですよ。じゃあ方法をお互い見つけようといったら、例えば二人が歩み寄ったら「じゃあ食べてストレスを解消できるんだから、カロリー計算をちゃんとして食べればいいじゃないか」とアイデアも出れば「食べることでストレス発散だったら、別のことでストレス発散は、何かないのかい」とか「じゃあ食べてもいいけど運動しよう」ということを話し合って。自分の中で整理整頓ができるっていう。
――自問自答ってあるけど、要は「自問自答してみろよ」と言われても、何かそういう方法を使ってやらないと、なかなか自問自答できないですもんね。
そうなんですよ。自分の中にしか分かっていないことがいっぱいあるんですよ。人から見たら「こうじゃん、こうじゃん」って言われるんだけど、でも本人はそう思っていなくて、本人的にはやっている理由ってあるし。そこは冷静に考えるのに、まるで擬人化して話を合わせるというのがね。脳に整理整頓させるために、これはある。
――そのためにビジュアル化し、パートをビジュアルで出して、何か具体化するわけですよね。
自分の中にいくつもある側面を客観的に見つめる
そうなんです。このパートという考えが、このNLPのすごくいい特徴で、人間の中にいろんなパートがあって、そのパートはそれぞれ自分のためにあるんだというのをまず分かるというのがあるんでね。
それをしないで無理やり太るから食べることをいけないことっていう価値観で押さえつけて、それで食事制限をしたら絶対リバウンドが来るんですよ。自分の中でこういう形でちゃんとこれも認めて、これもこうという形で食事制限ができれば、それはそれでリバウンド来づらいんですよね。
――結局食べちゃいけないとなぜ思っているかというのが、人に言われたから思っているのかとか、自分でちょっとまずいなと思っているから思っているのか、それを反対側のパートが質問してくれることによって、はっきりするわけですよね。