「女性と楽しく、ネタに困ることなく、おしゃべりができたら…」
おそらく、女性と仲良くなるのに苦手意識を持っている方は、誰もがそういった状況を夢想することと思います。
実は、会話の基本ルールさえ抑えておけば、誰もが必ず会話におけるコンプレックスを克服していけます。今回はその中でも、分かりやすいコツを紹介します。
女性にモテる会話の基本ルールは「自分の弱点をさらす」こと。
この一点を徹底的に自分の心と体に刷り込みましょう。自己開示には、相手の緊張を解き安心させる力や、笑いを生み出す力、そして相手からの自己開示を引き出す力があります。この循環を生み出すことが会話が楽しく続くコツであり、モテる会話の基本です。
それでは、順番に詳しく解説していきますね。
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はじめに
私、高井ノリマサはコミュニケーションスキルコーチの顔とは別に、第一線のAV監督・溜池ゴローというキャリアを歩んできました。
そして、その職業柄、多くの女優志願の方と面接をします。その人数は他の記事でも記載した通りですが、この20年でゆうに2000人は超えています。この面接をフィールドワークとして、心理学の論理性で裏付けたのが、私が提唱する「モテ体質」理論です。
モテる会話の基本1)自分の弱点をさらす
女優志願で私の元を訪ねて来る女性にも、私はまず自分の弱点をさらすことから始めています。つまり、「自己開示」をするということです。
これは、当然プライベートで初対面の女性に接する時にも変わりません。
自分の情報をまずは女性に与えて、初めてそれで相手は心を開いてくれるのです。
初対面で自分から弱点を白状することは難しいと感じますか?
勇気は必要かもしれませんが、これを実行すると効果はバツグンなのです。
相手から堂々と最初にダメな部分を見せられると、女性は意外に安心し信頼してくれるものです。
また、恥ずかしがらずに自己開示することは、初対面の人との関係づくりに役立つばかりではありません。すでに関係ができているのに、うまくいっていないカップルや夫婦の間の溝を埋めてくれることもあります。
円滑なコミュニケーションをとれていないのは自らの弱点をさらしていない場合も多く、自分から弱いところをさらして初めて信頼関係が築けて、修復できることもあります。
モテる会話術を習得するには、まずこの点を心構えとして覚えておきましょう。
事例)男性の「弱さ」の開示が引き出す、女性の自己開示
AVライターの沢木毅彦さんがある雑誌に私のAV作品論を寄せてくれたことがあります。その記事の中にはこのように書かれてありました。
ハメ撮り作品における溜池監督の“ショボさ”は要チェックだ。
一見すると私の作品をけなしているようにも見えますね。
しかし、沢木さんは次のように記事を続けています。
「ショボい」からこそ、親近感がわくし嫌味にならない。鼻につかないハメ撮りは一番難しいものだ
そう。私の作品に対して最大限の賞賛をしてくれていたのです。
私は撮影に臨む時、いつも女優さんに「SEXが下手なんです」と自己開示しています。
カッコ悪いとも思える、自分の弱さを正直にさらしているのです。
でも、だからこそ撮影できる女性の悦びの表情だってあるのです。
下手と言ってきたからこそ、女性の立場からがんばってあげようという気持ちも引き出せているのかもしれないですよね。
モテる会話の基本2)相手の自己開示を受け止める
このように、あくまで卑屈にならずに自分から弱みをさらすこと。
そういった心を開いた姿勢は、相手の緊張を解き安心させるとともに、相手の自己開示を引き出します。
「実は私も〇〇なんだよね。」と女性のほうから自己開示を引き出せたなら、次はあなたが相手を受け入れる番です。ここで、しっかりと相手を受け入れることができるかが大事なポイントとなります。
ひとつの失敗事例を紹介しましょう。
相手の自己開示を拒否して失敗した例
いわゆる大人のオモチャを使ってみたいと思う女性もいますよね。
ある人妻さんから聴いた話ですが、マンネリ化してきた夫婦関係をリフレッシュしたいから自分から夫に、大人のオモチャを使いたいと言い出した人がいたそうです。
しかし、勇気を出して言った女性に対して、あろうことか、パートナーの男性は「えっ!?」というリアクションをとったらしいのです。
彼女は二度と彼の前でそのことは言い出せないといいます。
女性側からの「はしたない」と思われるかも、という勇気を男性が踏みにじってしまったのです。男女の関係性はそれでは深まりませんよね。
それでも関係を修復するチャンスは残っているとしたら、やはり男性の方からまずは弱点をさらしてみることです。一度壊れてしまった関係をやり直す場合も、振り出しに戻って自分から弱点をさらすことです。
さらに、それにのってきた女性の態度、言葉を見逃さずに受け入れること。
そうすることで2人の関係性はより深まっていきます。
要するに、自己開示 ⇒ のってみる ⇒ 自己開示 ⇒ のってみる
この繰り返しこそ、モテる会話術の基本パターンなのです。
モテる会話の基本3)自己開示は「笑い」を生む
どんなシーンの会話でも“笑い”の効き目はすごいことはご存知でしょう。もちろん、女性は面白く自分を楽しませてくれる男性に好意を持つものです。当然のことですね。
自己開示には笑いを生み出す力がある
吉本の芸人さん、関西人の話し方を見ていると特にモテる会話術には参考になる部分が多いです。これは、より具体的に言い直せば、彼らは自然と相手の緊張を解く技術に優れていると言えるでしょう。
また、関西の男性は女性に対してスケベなことでもさらっとカジュアルに言えてしまう人が多いように感じます。
カジュアルだからこそ女性もヘンな警戒心が解かれてしまうのです。
そのポイントは自分のダメな部分をごく自然に笑いに転換しているという点です。
関西人の自己開示能力は会話術やモテるためのキモになる根本的なスキルともいえますね。
それと対局にあるのは、“粋”を重んじるお江戸、関東の人の関わり方です。
見ている方にも、やせ我慢が伝わってきて、女性にも好まれません。
この“笑い”についてはモテる会話術には必要不可欠になるので、さらにこの先も深く語っていこうと思います。
これまでに語ってきたように、初対面から恥ずかしがらずに自己開示して、女性に安心してもらいましょう。そうすれば、初対面の張り詰めた空気を和やかにするのもたやすくなります。場の空間が居心地のいいものになり、打ち解けるのも早くできます。
モテる会話の基本は「自己開示」=「自分の弱点をさらす」こと!