「空気を読んで」。職場で、プライベートで、その場のノリを汲んで行動する事が要求されてるように感じますよね。
そんなノリと協調性は、女性からモテるかどうかと関係あるのでしょうか。飲み会やパーティーで、ハメを外せないあなたに、読んで頂きたいです。
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はじめに
コミュニケーションスキルコーチでありながら、第一線のAV監督・溜池ゴローという異色のキャリアを歩んできた、高井ノリマサ。T.school運営メンバーと対談しました。 男女、仕事、人生についてのありとあらゆる質問とハウツー、思考や思い、本音のすべてを深堀していきます!
高井ノリマサ(溜池ゴロー監督)プロフィール
この20年で2000人超の女性と面接。その面接をフィールドワークとして、心理学の論理性で裏付けをしつつ、「モテ体質」理論というオリジナルメソッドを開発。自身が主宰を務めるスクールで指導をする他、全国での講演等で理論を伝えている。
ノリが良い=モテるか。
――たとえばコンサートとかの場合。
まわりのノリとか雰囲気とかってありますよね。ノリってやつです。今は結構世の中みんな「空気を読む」事が要求される風潮ですけど、コンサートとかノリが要求される場でも、どうしても羽目を外せない人というのもいると思うんですよ。
相手と同調しづらいからコミュニケーション能力的にも、そういう固い性格が災いして女性とうまく交流できないって事もあると思う。そういう人もモテたいってなったらどうしたらいいですか?
羽目を外すっていう具体的な状況のパターンを、何個か出してみましょう。コンサート、みんなでワーッと立ち上がってワーッて。あれ、僕もできません。
だからコンサートに行かないんだけど。羽目をはずすというより、それは同調だから。
羽目外すっていうのは自分1人でも外れてるから羽目外すって言うんですよね、実は。僕は羽目外す必要なんて全くないと思いますね。コンサートでワーッというのを同調する必要も全くありません。自分がやりたくなかったら、やらなきゃいいです。
羽目を外すということと、女性の前で自然にふっと話しかけるとか、そういうこととは全く別の脳みそなんで、全然羽目なんて外せなくたっていいと思いますよ。
ワーッと羽目を外せる人が女の人と話すのが得意かって、全く関係ないと思いますね。
集団の中での役割と、モテるモテないは違う
――パーティーとか、はしゃいでいる人のまわりには人がいっぱいいて、静かに飲んでいたりするところにはあまり人がいなかったりとかして、好対照な図式がそこにあると。
騒いでる人の方がさぞかしモテるんだろうなっていうふうに見えちゃうんですよ。結局そういう人たちが本当にその場を離れたあともモテているのかとか、その辺はどうなんですかね、実際。
その場だけでしょう。ずっとはしゃいでるわけじゃないだろうし。
会社の運動会とか飲み会で宴会部長みたいにやる人がいるけど、会社でチームをつくって運動会で泣いたり笑ったりしていますけど、仕事のときはどんよりしているんですよ。意味あるのかなと思うわけですよね。
宴会でワーッとはしゃいで、みんなで「わー、楽しい」といっても、じゃあ女性と帰り道が一緒になりましたって時に、ずっとそんなテンションが保てるんだったらいいですけど、当然、ないですよね。本当に中心でやっている人はできるかもしれない。
僕なんかは自分一人で何十人っての中でマイク持って一人で全部仕切るときもありますけど、電車に乗ってもちゃんと普通に楽しませるという自信はあります。
サラリーマンの人たちが「イッキ、イッキ」とかやって騒いでる古いノリをよく見ます。帰りの電車の中で、ワーッとはしゃいでたメンバーの一人と僕と、あと女性が2人ぐらい一緒だったと、僕は普通に話して2人とも楽しませているわけです。
そういう場面では、騒いでた面々も緊張してなんにもしゃべれないんですよ。同調できるからといって、その人がメインになれるわけではないです。
1対1や2対2、1対2のときに自分がちゃんと自分の話を聞いてもらえるようにならないと。同調できたからといって、何にも関係ない脳みそですよね。
逆に言うとみんながはしゃがないとはしゃげないやつもいるから。逆にそれは悲しいっちゃ悲しいですよね。
――逆に無理してはしゃいでいる人がモテるんだという先入観ではなくて、はしゃげないと暗いやつだとか考える必要ないっていうことですね。
全くないですね。