女性にモテるだけでなく、人間力を向上して仕事にも恋愛にも強くなる。
これがT.schoolのモットーです。
2000人の女性と面談した、高井ノリマサが行うT.schoolで実際に行っているコミュニケーション向上カリキュラムの中身をちょっとだけご紹介します。
今回ご紹介するのは過度のプレッシャー状態をリセット、さらに高次の目標を脳に刷り込み「ジャグリングゲーム」についてお話します!
コンテンツ
はじめに
コミュニケーションスキルコーチでありながら、第一線のAV監督・溜池ゴローという異色のキャリアを歩んできた、高井ノリマサ。T.school運営メンバーと対談しました。 男女、仕事、人生についてのありとあらゆる質問とハウツー、思考や思い、本音のすべてを深堀していきます!
高井ノリマサ(溜池ゴロー監督)プロフィール
この20年で2000人超の女性と面接。その面接をフィールドワークとして、心理学の論理性で裏付けをしつつ、「モテ体質」理論というオリジナルメソッドを開発。自身が主宰を務めるスクールで指導をする他、全国での講演等で理論を伝えている。
混乱状態の中で目標の意識的ハードルを下げる?
――監督がやられているTスクールの授業の中で採用されている「ジャグリングゲーム」について教えてください。
ジャグリングゲームは、「ABCゲーム」や「じゃんけんゲーム」なんかで作り出す「どうだっていいや」というラフな状態を作った上で、そこから「俺はもっと大きくなれる」とか「俺は目標を絶対達成できる」というような気持ちにするためのゲームなんです。
僕はあまりこれはTスクールでは使ってはいないんですけど、具体的な方法としてはホワイトボードとか、大きな壁の前に一人座るんですよ。「将来自分がこうなっていたい」というビジュアルを思い浮かべながら。
ジャグリングの玉があるじゃないですか。まわりからジャグリングの玉を複数人で投げるわけです。玉を投げたら取って、取って投げています。
――実際に投げるんですか。
投げます。もう訳が分からなくなるわけです、ビジョンを思い浮かべて、自分の中でどんどんテンション上げて、ビジョンを具体的にしていくんです。 でもボールは飛んできて取らないといけないくて、訳が分からなくなるんですよ。
そうしたら「どうだっていいや」って、ラフな感じになってくるんです。
そのときに脳みそでいうと、「俺はこうなりたい」っていう意識で一生懸命「こうなりたいんだ。こうやれるんだ。絶対なるぞ、なるぞ」って言って、でも一方では「でも本当になれるのかな」と無意識が言っていたりするわけですよ。 この無意識の葛藤を楽にするという。
これをやりながら、脳みそが「どうだっていいや」になって「俺、こうなってる」って思い込めるような下地にしちゃうというゲームですね。
最後にそれが終わったときに、「ああ、俺、こうなってりゃいいな。」って思ったときに「いや、未来はあなたのものですよ」って、まわりから言ってあげるんですよ。
要するに自分のモチベーションとビジョンを体全体にたたきこんでってゲームです。
――集中力が研ぎ澄まされるような感覚なんですかね。要はボールがいっぱい飛んでくるわけじゃないですか。
条件反射的に手が出ないといけないって。でも、その気が散っている状態ですよね。やたら気が散っている状態で。
そう。だから頭は目の前の自分のビジョンにあるんですよ。目はそっちに集中しているんだけど、別方向も見なきゃって状態を作るわけですね。 ハイパフォーマンス状態というのは、例えば一点を見ながらも結構まわりまで全部見えているような状態とか、一点に集中しているくせに、まわりにも集中できている状態がハイパフォーマンスなんですよね。
だからスポーツ選手なんかはすごく集中しているときって、ゴールを見ていても、まわりの動きがどうなっているか、もう察しているというんですよ。
サッカーの中田なんて自分が平面にいるのに、あいつにパスだして、カメラがここにいて、とかなんとなくみんなの動きが見えているというんですよね。
ほら、将棋の選手も、もう立体的に全部がこう動いてあれが見えているっていうじゃないですか。何手先まで、立体的にいろんな取り出して見られるという。
――そこはね、その域に達しないとなかなか実感はしづらいですけど。でも、なんとなく言いたいことは分かりますよね。
だから、自分の脳みそがある意味混乱しているくせに、すっきりしているというんですかね。向こうまで見渡せているというんですかね。
――ある意味、脳みそなんて使っているようで、そんなフル回転なんかさせていないわけじゃないですか普段から。そこにちょっと近づいたような状態が生まれるとしたら、やっぱり何か結果にいろいろ表れてきそうですね。
そうなんですよ。だから監督なんていう仕事も結構近くて、画面の中が良くないといけないんだけど、スタッフだ何だというのも意識しておかないといけないんですよ。ある意味スポーツ選手とかと近いですね。
スポーツ選手なみの危機状況回避能力を身につける!
――危機的状況にすごく役立ちそうですね。
変な話、戦場に行ったときに、どこから撃たれてくるか分からないし、敵を倒さなきゃいけないというところは集中しなきゃいけないし、そういう極限的な状況に近い感じですよね。
そう。スポーツなんかやっている人は、意外とその状況になりやすいんじゃないですか。複雑な動きが多いでしょう。
あと、火事場のばか力、普段頭で考えているから持ち上がらないものが、とっさに混乱して「今、これをどけないと死ぬ」となったときに、体がそれに反応して、持ち上がる体の動きになるんでしょうね。 だから火事場のばか力って出るんだと思いますね。普段は考えすぎててリミッターがかかってるんですけどね。
――僕は交通事故に遭ったことがあるんですよ、ボールを追っかけて車道に飛び出して車にひかれて。
車にひかれたあとに、気が付いたらすぐ横に立っていたんですよ。車は停まっていて。目撃者に聞いたら「結構宙に飛んでいたよ」と。車にひかれそうになったときの情景は記憶に残っていて、視界が動いているようなところまでスローモーションで覚えているんですよ。
人間って生きることが本能じゃないですか。
なぜスローモーションに見えたかって、その究極の状態の中で少しでも助かる道を探すために脳がものすごい勢いで、スピードで回転しているからかと。
高速度カメラってそうじゃないですか。ものすごい勢いで回転して、再生するとスローモーションになるじゃないですか。それと同じような状態が脳みその中でも起きているんじゃないかなって。
なるほど。スローモーションはあると思いますね。 調子のいいときのバッターは、よくボールが大きく見えるとか言いますね。川上哲治なんか、ボールが止まって見えたとか言っていますけどね。すごいですよね。
――だから、そうやって何か同時にいろいろやりながらやるっていうことに反応できるというのが、まずすごいトレーニングですね。
だからやっぱりマルチタスクっていいんでしょうね。ホリエモンの『多動力』という本があるけれども、やっぱり何でもかんでもやるというのは、脳みその限界を超えていったり動きが良くなるんじゃないですか。
――そうですよね。限界を超えた脳みその中で、一点何か集中できるところを描くわけじゃないですか。やっぱりそこに対する何かいろんな力が働いていきそうな感じがしますね。
ですよね。引き寄せの法則なんかも、たぶんそういうことが原理なのかなという気がしますけどね。