段階に分けて解説してきましたモテの段階別解説、いよいよ最後の段階!女性に愛されることについて。
男性が羽を広げ、女性が数ある男性の中から一人の伴侶を選ぶフィメールチョイス(female choice)が自然界の、生物学において正しい姿とされます。
女性に選ばれるということ、オンリーワンになるということと、その原理とは?
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はじめに
コミュニケーションスキルコーチでありながら、第一線のAV監督・溜池ゴローという異色のキャリアを歩んできた、高井ノリマサ。T.school運営メンバーと対談しました。 男女、仕事、人生についてのありとあらゆる質問とハウツー、思考や思い、本音のすべてを深堀していきます!
高井ノリマサ(溜池ゴロー監督)プロフィール
この20年で2000人超の女性と面接。その面接をフィールドワークとして、心理学の論理性で裏付けをしつつ、「モテ体質」理論というオリジナルメソッドを開発。自身が主宰を務めるスクールで指導をする他、全国での講演等で理論を伝えている。
女にとってオンリーワンのディズニーランドを目指せ
―モテ要素の最後の5段階目っていうのは、なんなんですか。
「愛される」ですね。「愛される」の定義をまあ、人によってたぶんいろいろ違うと思います。
例えば男性の自分の世界があるとして。この男性の世界観の中で女性が「この世界にこの人のいるここに、ずーっとこの空間に、この人の世界にずーっと浸っていたいな、ずーっといたいな」って思うのが、たぶん「愛される」っていうことなのかなという気がするんですよ。
無条件にそこにいるだけで、例えばそこに大きな家がなくても、男性に大きな地位がなくてもそばにいたいっていう感じ。
中には全部ブランドで選んでいる女性もいる可能性はありますけどね。
―よく「恋」と「愛」の違いがなんだっていったときに、「恋」は心が下についてるから、「下心」があるっていうじゃないですか。やっぱり「恋」から「愛」に変わった段階で、やっぱり「下心」的な要素も変質するんですか。
と思いますよ。こう考えるといいんですね。例えば「愛される」「愛する」、女性が「愛する」って考えたときに、例えばそうだなあ、世界中の女性、女性っていうか少女たちが「愛する場所」って考えればいいんですよ。ディズニーランドとかね。
なぜ女性はみんなディズニーランドが好きなのか。
その要素を並べてみると、まず安心できるんですよね。そして楽しい、そしてかわいいキャラクターがいて、ワクワクして、ちょっとスリリングなものもあって、これ全部この要素が男性に求められてる五つの要素。
「モテ体質」の要素じゃなくて、男性と一緒にいる時間を過ごすときの気持ちの要素ですね。この五つなんですよ。「安心」「楽しい」「ワクワク」「かわいい」「スリリング」。
そう考えたら男は、その人のディズニーランドになればいいんじゃないかと。
じゃあ自分はディズニーランドになれるように、なんのアトラクションをその女性のためにつくればいいかと。女性にもジェットコースター好きの人もいれば、お化け屋敷好きの人もいるようにね。だからたぶん、どこのテーマパークに入るかっていうことだと思うんですよね。本当言うとその、結婚する場所っていうのが、「私の好きなジェットコースターいっぱいあるわ」とか、「私のすごい好みのお化け屋敷あるのよね」とかね。
―好みの違いはあったとしても、以前にも話に出ていたオキシトシン(親愛の情で分泌されるホルモン)、その「愛される」状態っていうのはオキシトシンがつねに満たされる状態ってことですか?
いや、それとはまた違うんじゃないですかね。最低限のオキシトシン必要量も人によって違うでしょ。それはその、出会ったときのオキシトシンの必要な量、絶対必要量ってそれぞれ違うと思うんで。
―なるほど。それと「愛される」っていうことは飛躍がちょっとあるっていう。
そこにずーっといたいっていう感覚なんじゃないかなあ。だから僕はテーマパークにたとえてますね。愛されたかったら、その女性のテーマパークに。その女性が最もずーっと一生いたいって思うテーマパークになりましょうって。
―それもなんか努力でできそうですね。
そう。努力でできそうです。できそうですよ。
だからちゃんと相手の価値観を把握して、「自分の才能」イコール「アトラクション」ですよ。どんなアトラクションをもっともっと磨くのか。世界一のジェットコースターを持つのか、それともほかにも、メリーゴーランドも並べておこうとか。なんかそういうことですよね。
「惚れさせる」の段階までは努力次第
―「惚れられる」っていうところで、運の要素もあるんだけど、おおむねその5段階っていうのは、その本人が努力することで……。
勝ち得ますよ。そうですね。当然そうでしょう。少なくても確率は上げることはできるということですね。
―じゃあ「モテる」ためにはその5段階っていうのをきちんと踏まえて、考えながら行動しなければいけない。ボーッと女性としゃべってちゃダメだっていうことですね。
ダメですね。まず嫌われないが大前提で、次に相手を楽しませる、それで女性の「異性としてアリ」のゾーンにとりあえず入りましょう。で、あわよくば向こうが自分に惚れてくれる才能を身に付けてると、惚れられる可能性が高いと。
―やっぱり「異性としてアリ」ってゾーンからはちょっと出たいですよね。候補が自分以外にもいるってことですからね。
いると思うんですよね。男でモテそうなんだけど、なぜか特定の彼女がなかなかできないとか。付き合うとうまくいかないとか。
―気は紛れてるのかもしれないけど、肝心なところを満たされてないっていうか。
そうなんだよね。そのスタンスが一番いいっていう男性もいますよね。端っこのほうの端役でいいからちょこちょこ出演させてもらってるような。なんかいますよね、橋爪功みたいな人が。
―でも、最終的にそれで「愛される」までいけば、人生の伴侶を手に入れることができるわけですからね。
これは日々努力ですね。みんななぜか努力しないんですよね。
―何から手をつけていいのか分かんない人が大半だと思うんですよね。それを5段活用っていうところで、一定のステップアップの図式の中で計画できるのが道しるべとして有効なんじゃないかなあって思いますね。
道しるべを示すことはできるんですけど、そこを歩くのはその男性ですからね。