「僕は2000人以上、女性の本音の話を聞いてきて、それを分析して体系を作って、モテる男性や成功する男性をたくさん見てきたんです。
そうしたら、異性からモテている男性は、同性の仲間からもモテることが多く、仕事やお金からもモテることが多いことが分かったんです。それらからモテるために必要な要素は、全部共通しているんですよね。」
そう語る高井ノリマサが出したモテの大前提「女性にモテるための5つの要素は笑、爽、優、活、色」
5つの要素を併せ持つ男を女性は放っておきません!第四の要素「活」について、必見です!
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はじめに
コミュニケーションスキルコーチでありながら、第一線のAV監督・溜池ゴローという異色のキャリアを歩んできた、高井ノリマサ。T.school運営メンバーと対談しました。 男女、仕事、人生についてのありとあらゆる質問とハウツー、思考や思い、本音のすべてを深堀していきます!
高井ノリマサ(溜池ゴロー監督)プロフィール
この20年で2000人超の女性と面接。その面接をフィールドワークとして、心理学の論理性で裏付けをしつつ、「モテ体質」理論というオリジナルメソッドを開発。自身が主宰を務めるスクールで指導をする他、全国での講演等で理論を伝えている。
「活力」=行動力と実現力
面白いんですけど、コミュニケーション能力は、こうやったほうがいいとか、プラスのことを言うんですけど、行動力に関しては、行動できない理由のつぶし方を言っていったほうがいいんですよね。
――行動できない理由ですか。よくいう「行動する前にできない理由を探してしまって動けない」状態ですかね。
例えば目標があったとして。この目標に向かうために、「さあ、きょうから頑張ろう」と言っても、なんで挫折するのかっていう理由の話ですけど。
無意識のプログラミングと言ってですね、人間には行動できない理由が、いくつかあるんです。いろんな本を読むと、何十個って出てくるんですけど、大きく分けてただ四つだけだと思います。
――潜在意識とかの話ですね。
まず1つ目。分かった気になっている。いつかできるだろう。いつかやろう。って10年たったりするわけですね。
2つ目の行動しない理由、これはよく皆さん聞くメンタルブロックというやつです。勇気がないっていうやつですね。うわあ怖い、やっぱりできない。また今度にしとこう。ってね。
3つ目が、行動に苦痛を感じているんですよ。こういう人は、面倒くさいってやつですね。行うことが面倒くさい。
4つ目が、何もかも1人でやろうという独りぼっち。仲間がいないとできないことがいっぱいあるので、背中を押してくれる人もいないという独りぼっち。この四つですね。
未知の分野で実現力を発揮する方法論とは
この4つを解消すれば、1個の目標に関して行動をとることはできます。
その解消の仕方なんですけど、分かったつもりになっている場合は、まず自分はできない。今の実力ではできない自分というのを、ちゃんと素直に認めるというのがまず一つです。やらないと、成果を出さないと、できていないのと一緒ですから、まず、できないというところにスタートに立つ。
スタートに立ったら、その目標までの間を、細かく、目標を達成するために、何が必要かを全部、細かく出して、小さく小さく、自分ができる範囲まで細分化します。目標の細分化。
そうしたら1歩1歩、登っていく。まずスタート地点に素直に自分ができないことを認めて、目標の細分化をするというのが、まずスタートを切るきっかけ。
これで行動をできる直前まで来ます。これがまず1個、何でもいいから行動する。
――なるほど。目標を細分化してできることからやるっていうのは重要ですよね。
ただステップアップするプロセスを細かく分割するということじゃないですか。まさにそういうスモールステップ法という学習のスタイルがあるんですよね。ベイビーステップとも言うんですけど、それによって学習効果が10倍になるらしいんですね。
2つ目のメンタルブロック。勇気がないというのは、やったことないのに怖いということですよね。
だったら、脳みそで経験するしかないんですよ。代わりになるものでも何でもいいから経験しましょう。本当言うと、それ自体をやるのが一番いいんですけどね。経験して、できる範囲を広げていくのが一番いいので、とりあえず脳に経験をさせる。
僕のスクールなんかでやってるのは、女性と話すのに2人きりで時間がもたない。どうしようって人を女性とのお見合いに行ける状態にするために、女性のスタッフを用意して2分間、散々、相手を楽しませるなんていうことも経験させるわけですよ。頭の中で経験したことは、実際に行ったら、以前よりもできるようにはなっているので、人によって進歩は違うかもしれないけど、まず脳に経験させる。これがメンタルブロックとか、勇気がない状態を克服する、まず第1歩です。
――似た経験を積み重ねて、それに関する恐怖心を無くしていけば勇気が出るってことですね。
メンタルブロックに関して、あらかじめ頭の中でシミュレーションするっておっしゃったと思いますが、そこにミラーニューロンが働いているのかどうかは分からないんですけど、イメージトレーニング、例えば学校で火災訓練とか。
ちょっと視点を大きくすると、軍事演習、国家が政府のお金を大量に使って、軍事演習しているわけですよ。予行訓練をしているわけですよ。まさに事前にシュミレーションするのと同じですよね。
3つ目の面倒くさいを直す方法は2つしかないんですよね。
1つは強制する。自分で強制できなければ他人に強制してもらう。約束をする。宣言する、人にね。強制力を持たせることです。それか環境の中に身を置くということです。例えば英語をしゃべりたい場合、英会話スクールに行くのもいいですが、もう外人がいるところにポンと入っていって、そこでしばらく生活をするなんていうのが、一番まずは必死になるわけです。環境を変えるか、強制か。これが面倒くさいを克服する方法ですね。
あと、これは共通するんですけど、やっぱり独りぼっちじゃなくて仲間を作る。仲間を作って、お互い強制して環境に身を置けばいい。
だから、お金持ちの周りにお金持ちがいるというのは、そういうことですよね。環境に身を置いているわけですから、それが当たり前になる。
安倍首相が政治家系で総理大臣になるのは当たり前ですよね。環境に身を置くというのは大事ですね。総理大臣になろうと思っても、なかなかなれないわけですよ。でも、彼はなるのが、もう普通になるという環境にいたんでしょうね。
――最初の3つというのは、脳科学的な説明と、非常に相性がいいところがありますね。めんどくさいを解消する強制にしても、「作業興奮」っていう概念があって、やる気が出ないなというときはとにかく始めろっていう話なんですよ。そうすると、脳みその中のどこかが刺激されて、どんどんやる気が出てくるって。
科学的に理にかなった脱却の仕方だなと、すごく思います。
T・SCHOOLだと、スモールステップまで分けて、まず行動をさせるというのを実際にやっています。
女性と1時間話すのが難しくても、2分間相手を楽しませるっていう訓練を、頭で経験させれば、1時間でもちょっとずつできるようになってくるんですよね。あとは、2番目のメンタルブロックを外すために脳に経験させる。イメージトレーニングがどれだけ大事かと、イメージトレーニングがないと、いきなり実戦で何もできないんですよね。女性と話して褒めるとか、散々やらせて慣れさせるんですね、脳みそを。それをやっておくと、普段から女性と会っても、自然と慣れているぶんできますから。
―もう一つ、脳はストレスも記憶してくれるらしいんですよ。ストレスが度重なったときに「なんだ大したことないや」っていうふうになっていくらしいんですよ。最初はストレスがいきなりきたときに、これはもう大変だとなるんですけど、記憶としてすり込まれているうちに、どんどん大したことじゃなくなっていくらしいんですよね。
慣れちゃうんですよね。大変なことって度重なると、けっこう平気になったりするんですよね。
―T・SCHOOLのワークで経験していくことを、最初は抵抗あるかもしれないけど、やるごとにそれがストレスじゃなくなっていって、どんどん体質につながっていくんだっていうことを理解してやってもらえたらいいなと思いますね。
その通りでございます。それが、行動力に変わるんですけどね。T・SCHOOLは、あとは仲間がいっぱいいるので、いま部活動とか、みんなやっていますけどね(笑)。