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寡黙でクールな男より、ペラペラ喋る男になろう。
寡黙でクール。普段はずっと黙っている男性が
時折見せる笑顔が、女性を落とすのに効果的。
いわゆるモテテクニック等で、よく言われることですね。誰でも一度や二度は見聞きしたことがある話だと思います。
はっきり言いましょう。これは間違っています。
クールな男性の笑顔は一度しか効果がない。
クールな男性が見せる笑顔は、いわば1回だけの勝負です。2回目から、笑顔の重みはどんどん軽くなっていきます。つまり、寡黙な男性の笑顔は2度目からはもう通用しないのです。
また、下手にクールで寡黙なイケメンキャラを演じてしまうと、周囲からの期待値が上がってしまうデメリットがあることも忘れないようにしましょう。つまり、期待値が上がった状態で何らかの失敗をしてしまうと、普通の人が失敗するのよりも、ずっと大きなマイナスな印象を与えてしまうのです。
想像してみて下さい。
いつもカッコつけている人がドジばかり踏んでしまったら…。
カッコ悪さは100億倍です。想像するだけで恐ろしいですよね。
人間は完璧ではありませんから、ミスをしたりドジを踏んだりします。
むしろ、自分に照らし合わせて考えてみれば、そういうシチュエーションのほうが多いと思いませんか?
ドジばかり踏む人が、たまに本気出す方が印象が良い。
逆に普段はペラペラしゃべっている男性が、急に黙ったほうが女性には効き目がありますよ。モテる確率もこちらのほうが、確率論的にずっと高いのです。
- いつも盛り上げ役を買って出て、相手を笑わせて自分も笑いまくる。
- それでたまに黙って、カッコいいところを見せる。
それを最も具現化しているキャラクターが、「ルパン三世」です。
いつも冗談ばかり言って、人を笑わせ、ピンチになっても心に余裕がありギャグを一発かましたかと思うと、ここって時には真剣な表情で集中力を持って素早く行動…
いやいや男の鏡ですね。
つまり、「クール vs おしゃべり」の論争は、言い換えれば、以下の2つのパターンを比較して、どちらのギャップが効果的なのかということになります。
- いつもクールな人が、時折見せる、ドジな一面
- いつもドジでおどけている人が、時折見せる、本気な一面
ギャップが効くとは確かによく言われるフレーズですが、どちらのギャップを取るのが、好ましいか考えてみてください。
世に多く出回っている、「正体不明」の著者が書いた、
モテ本ではどうも前者の主張がなされていることが多いようですが、
現実に照らし合わせて見れば、後者が妥当なのは一目瞭然でしょう。
繰り返しますが、クールな男性の笑顔が一度しか効果がないことを覚えておきましょう。たとえ一度の笑顔が印象的で魅力的であっても、女性はいつまでもそんなことにこだわったりしません。次に会ったときのちょっとした悪い印象ですべては終わってしまいます。
女性は自分を楽しませて笑顔にしてくれる男性が好き
男性よりも女性は、前を向いて生きています。過去は簡単に捨てられてしまいます。ですから、いつも笑顔で女性を楽しませる男性を目指しましょう。失敗しても心に余裕を持って笑顔で対処できればなお良いです。
それに、余談ですが、笑う行為は体の健康にもいいのです。口角が上がるだけで、脳からフェロモンが分泌されるのです。
”寡黙でクール”を気取って、”1度きりのキラー・スマイル”に頼るより、
”普段から笑い笑わせる”方が健康的なフェロモンも出せるというのですから、おトクですね。
女性と会話する時は、関西人をお手本にしましょう。
さて、おしゃべりで女性を笑わせるのが大事、というところまでは良いでしょうか。「関西人」…と言ったからといって、なにも大阪弁を話そうということではありません。
女性との会話では、まず「笑い」を基本にしたほうが相手の気持ちが楽になるということが言いたいのです。
「雑談力が上がる話し方」(ダイヤモンド社)という、齋藤孝さんの本の中で、雑談力のアップがビジネスでも人間関係でも、うまくいくポイントだということが書かれていますが、このことは、女性との会話に置いても言えることです。
私がAVを撮影する前の女優さんとの面接では、撮影とは関係ないことや日常会話的なことなど、まさに雑談から入り、できるだけ「笑い」をとるようにしています。
そうすることによって、彼女も話しやすくなり、
普通なら他の監督に話さないようなことも話してくれたりすることもあります。ですから、「笑い」というのは、まず相手をほぐす基本だと私は確信しているわけなのです。
関西の方々の多くは、コミュニケーションの基本が、まさに「笑い」です。
漫才や吉本新喜劇などを見て育った彼らの環境には、幼い頃から周囲に「笑い」があり、自然と相手の気持ちをほぐす雑談能力が高くなっているように思います。
是非とも彼らの会話センスは参考にしたいところですよね。
人を笑わせるのが苦手な人へ
普段から人を笑わせることが苦手な人間も多いことでしょう。
そのことを意識しすぎてプレッシャーになりすぎるというなら、
もちろん無理に参考にしなくても良いですが、もしちょっと参考にしてみようと思うなら…
売れっ子芸人、タレントの仕草、話し方を研究できるのがテレビなのです。
テレビ番組では売れっ子が、その場で芸を披露して周囲がどのように反応したかわかります。自分がもしもマネするならと立場を置き換えてみることもできる研究対象になるのです。
失敗するだけ成長できる。
そのようにテレビで得た話し方をできれば自分の言葉に置き換えて、
自分の実生活で実践してみる。別に失敗しようがかまわない。
失敗したら、それは自分に向いていないとわかるし、
思った以上に受けてしまった場合、また使えばいい。
実践は場数を踏むことが大事です。
ウケる感触が掴めてくれば、それはもう自分のものにしたのと同じです。
こういった努力を続ければ女性からのウケもよくなる確立が高くなる。
そうなると、相手の気持ちもほぐしやすくなり、女性との会話でのプレッシャーも少なくなり、ますます相手も自分も楽しく話せるようになる。で、ひょっとしたら、モテてしまうなどいうこともあるかもしれません。
失敗を恐れない
その上で大切なのは、「失敗を恐れない」ということだと私は思います。
むしろ、「わざとスベッてやろう」というくらい、大きな気構えがいい。
そして、スベったら、スベッた自分を笑いにすることができるような余裕を持つべきです。私なんかは観客200人のトークイベントで何度もスベった経験があります。1人の前でと200人の前でと、ケースを比べてみれば一目瞭然で緊張感が違います。
その中で何度もスベッていると、不思議ともうスベることなど怖くなくなってくるのです。
逆にスベッた経験が多いということは、笑わせた経験も少しづつ積み上がってきているということです。
スベりながらで良いのです。逆に強くなれる分、スベったらなお良いのです。
そのぶん、笑いも取れた数は少しずつでも増えていくのですから。
やがて、女性にちょっとでも笑いがとれていけば、
経験が積み重なり、自分のパターンができる。そう。相手を笑わせる”勝ちパターン”です。
私は、今まで、女優さんとの面接の時に、「この前、コレはウケた、スベった」というように、頭の中であれこれ思い出しながら実践し、この勝ちパターンを自然と身に付けていきました。
もちろん、ウケたネタは何度も使い回す。私は、相手を飽きさせないために、いつもこのような「笑い」のある会話を心がけています。
おそらくモテるお笑い芸人は口説きたいと思った女性には、
テレビ番組よりさらに、一生懸命笑わせる努力をしているはずだ。
お笑い芸人でもない普通の人は、とにかく訓練を積むしかないのです。
もし、こういうことが楽しんでできれば、
きっと相手の気持ちをほぐすのも難しくないでしょう。
面白い男はモテる
以上に記載した理由から、面白い男はモテます。…これは、当然のことでもあります。
お笑い芸人と美人女優、美人タレントカップルの組み合わせは多いですよね。
また、女性に好きなタイプを尋ねると、「面白い人」と回答する人も多いです。
誰もが笑顔になる遊園地の楽しい雰囲気の中にいると、自然と楽しい気持ちになってくる。いつも特別美味しく思えない食べ物でも、遊園地で食べるとなぜか美味しい。
人間の気持ちは、場の空気によって大きく左右されるのだろう。
それと同じで、面白い男は、場の空気自体を楽しいものにし、
一緒にいる女性はいつも楽しく心地よい空気の中にいることができます。
ですから、重苦しかったり居心地の悪い空気を作る男よりも、
いつも楽しい空気に浸らせてくれる男の方と一緒にいたいに決まっています。
楽しい空間にすることを心がける
大切なことは、相手を直接笑わせようとするよりも、
「その場自体を楽しい雰囲気にする」ことです。
私は女優さんの面接のとき、彼女を無理にいろいろと話させようとはしません。
まずは、その面接の場自体を面白く楽しい空気にすることに努めるのです。
すると、女優さんの気持ちから楽しくなってもらい、
安心して、自らいろいろと話してくれるようになるのです。
聴かれて答えることよりも、自分から話すことのほうが、
彼女の本当の気持ちが含まれているでしょう。
なので、話すことが苦手な人は、普段からその場の空気を和らげ、
楽しい雰囲気をつくるという考え方を持つようにしましょう。
「笑い」というのは、楽しい雰囲気をつくる大きな要素であることは間違いありませんが、なにもペラペラ喋ることだけが楽しい雰囲気を作る要素ではありません。すべての人に平等にユーモア、笑いのセンスがあるかといえばそんなことはないのですから。
では、笑いをつくることを苦手としている人はどうすればいいのでしょう?
笑いをつくることを苦手な人はどうすればいいか
女性との会話で笑いが重要と言っても、人を笑わせることも、
楽しい雰囲気をつくるのも苦手だという人はどうすればいいか。
ズバリ、性格を変えるしかない。
はっきり言いましょう。誰だって、自分の性格を変えることはできます。
正確に言うと、「新しい自分を作ることができる。」のです。
今までの自分がいなくなるということではありません。今までの自分に加えて、自分の中に新しい要素を加えていくことができるのです。
ここでは、私なりに考えた、どうやれば少しでも笑いや、
楽しい雰囲気をつくれるようになるかの方法を2つばかり述べておきます。
楽しい雰囲気を作る方法その1)「自分から笑うこと」
人を笑わせることがに苦手と思っている人間の多くは、
自分もあまり笑わない人が多いです。
自分から表情豊かで笑える人は、周囲も楽しい雰囲気する傾向が強いのです。
なので、まず、自分が楽しく思いっきり笑えるようになること。
では、そうできるためにはどうすればいいのでしょう。
簡単な話です。
普段からできるだけ笑うようにしていればいい。
相手の話を聴いて、面白いと少しでも思えば、思いっきり笑ってあげる。
リアクションを大きくする。
何故か、笑うと損だと思っているのではというくらい笑わない男がたまにいます。
あれは、それこそ大損なのです。
男はあまり笑わないという間違った日本の男像が、邪魔をしている場合もあります。
これからは、そんな誰かが作った間違った常識は捨ててしまいましょう。
楽しい雰囲気を作る方法その2「繰り返し訓練する」
繰り返し訓練で笑いのセンスは磨かれていきます。笑いのセンスがないと自覚する人も普段からの訓練でセンスを身に付けることもできるはずです。
例えば何気なく見ているテレビも、芸人が笑いをとっているのを見たら、「なぜウケているのだろう、なぜ笑えるのだろう」と自分なりに分析する習慣をつけるのも大事である。
そして、自分でも使えると思ったら実践してみましょう。しかし、恐れないで欲しい。スベったらスベったでいいのです。
ただ、その際に恥ずかしい気持ちや表情を素直に出してください。
その素直さは女性が好ましいと思う男性の性格にも当てはまったりします。
恥ずかしがる男性を、女性はかわいいと時には見るでしょう。
実は、女性にとって、カッコいい男性よりも、かわいい男性のほうが好まれるのです。
失敗を恐れず、笑いによって、場を和ませることを大切にすべし!